プランターを使った家庭菜園のはじめかた
この記事は「これから家庭菜園を始めたい」「でも道具もなくてどうやって育てていいか分からない」という初心者向けのものになります。
この記事を読むと、家庭菜園の栽培から収穫までの流れが分かります。
家庭菜園を始めるときに問題になるのが
「自分にできるのだろうか」
「時間がない」
という考えです。
しかし「自信をもって育てればうまくいきますよ」と言っても、心の中のことである自信を育てることはできずうまくいきません。
自信をもって育てるには家庭菜園の全体の流れを理解することが大事になります。
すべてを理解するわけではありません。なんとなくでいいのでやり方を理解すれば
「自分にもできそう!!」
と思えてきます。
そのためにこの記事では、作業順にポイントと失敗例を紹介し必要な知識だけをまとめました。
この記事を読めばすぐにでも家庭菜園をはじめられます。
ベランダや庭で野菜がすくすくと育っている景色に元気をもらえるはずです。
さぁ楽しい家庭菜園を始めましょう!!
道具をそろえよう
必要な道具
- プランター
- 土(肥料込み)
- 軽石
- じょうろ
- スコップ
- 育てたい野菜の種や苗
ポイント
・プランター
園芸店やホームセンターで購入する。
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・土(肥料込み)
おすすめは、「野菜の土」です。1つのプランターに対して土が15Lあれば足ります。
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・軽石
プランターの底に敷き、土が流れ出るのを防ぎます。
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・スコップ
移植ごてと呼ばれる小さいサイズがおすすめ
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・育てたい野菜の種や苗
種から育てたほうが安く済みますが、はじめは苗から育てるのを強くおすすめします。
失敗例
土や肥料、堆肥などを別々で買うこともできます。しかしプランターは、特に土の量が少ないので土に対する肥料の割合を考えて土作りするのは難しいです。
「野菜の土」などの初めから肥料が入っているタイプをおすすめします。
育てる準備をしよう
購入したプランターに土を入れていきます。
ポイント
まずプランターの底に3cmぐらいの厚さで軽石を敷きます。
その上から土(肥料込み)を入れていきます。だいたいプランターの8分目まで入れましょう。
失敗例
土をプランターぎりぎりまで入れないようにしましょう。水やりをしたときにあふれてしまいます。
上から3cmぐらいは空けましょう。
植物を植えよう
ポイント
種から植える場合は、植えた後に水をしっかりやりましょう。また芽が出にくい植物は濡れたキッチンペーパーの上において置き芽だしをさせるとよい植物もいます。
発芽する条件は植物によっても異なるので難しいです。
苗の場合は、植え替えるだけなので苗から育てることをおすすめします。
植え替える際は、ポッドから植物を優しく取り出し底の根をほぐして植え替えます。
そして、植えた後はたっぷりと水を与えましょう。
失敗例
種から育てる場合に、発芽の条件が合わず発芽しない場合がある。水を十分に与えることが大事です
水やり
ポイント
水やりは、毎日必要な植物もあれば必要ない植物もあります。ある程度大きくなるまでは十分に水を与えましょう。
失敗例
逆に水をやりすぎると根が腐ってしまうことがあります。
プランターの底から少し水が出てくるくらいの量を、水やりしましょう。
追肥
追肥とは、植物が育つに従ってプランター内で不足した肥料分を追加することです。
ポイント
植物により追肥が必要な場合と、必要でない場合があるので調べてから与えましょう。
失敗例
化成肥料(白い粒状の肥料)を与える場合、植物に直接触れないよう茎から10cm離れたところに与えましょう。土の上にパラパラとまいて水を与えましょう。植物に触れたままにしておくと、腐ってしまうことがあります。
収穫
十分に大きくなったら収穫しましょう。
ポイント
ネギやスイスチャードなどの葉物野菜は、一回の収穫で根から抜かず葉の部分だけをちぎって収穫すると長く楽しめます。
失敗例
収穫を終えた後の土に、そのまま次の植物を植えると、肥料のバランスや土の中の微生物の不足からうまく育ちません。(連作障害)
そのため、プランター内の土を全て入れ替える。
もしくは土を再生する方法があるのでそちらを試してください。
土を再生させるには、有機石灰やバーク肥料など必要になってくるので、はじめのうちは土を総入れ替えしたほうが失敗しないと思います。
【まとめ】プランターを使った家庭菜園のはじめかた
プランターを使った家庭菜園の進め方を、道具選びから育て方まで全体像を紹介していきました。ポイントと失敗例を参考にぜひ家庭菜園に挑戦してみてください。
基本の流れは今回の記事で理解できたと思います。季節ごとのおすすめ野菜も別記事で紹介しているのでそちらも参考にしてください。
では楽しく家庭菜園ライフを送りましょうーーーバイバイ!!